そもそも、金利とは利子・利息を計算するためのレートのことを言います。
100万円×金利1%=1万円
この1万円が金利で発生した利息になります。
簡単ですよね。
より詳しく知りたい人に向けて、下記に分かりやすく解説しているので参考にしてください。
まずは利子と利息が分からない人向けに利子と利息について解説します。
Contents
利子と利息の意味は一緒!
その使い分け方とは、、、
利子:借りた際に支払うもので、ローンの利子を支払うなど
利息:貸した際に受け取るもので、預金の利息を受け取るなど
こういった使い分けがされています。
結局は、金利によって元のお金にお金が上乗せされた分の金額といった意味合いは一緒になるので状況によって使い分けられているのです。
金利とは利子・利息を計算するためのレートのこと
よく、金利1%上乗せ!といった広告を目にする機会があるかもしれませんが、この金利とは利子と利息を計算するためのレートのことを言います。
この金利には2つの種類があります。
単利:発生した利息を元金に含まず、元金のみで再度運用される
単利計算式:元本×(1+金利×年数)=元利合計(元本と利息の合計)
複利:発生した利息を元本に加え、再度運用される
複利計算式:元本×(1+金利)^年数=元利合計
(^のマークは乗数を表します)
ちょっと難しかったかもしれませんが、具体例を挙げて説明すると分かりやすいので実際に条件を設定して「単利」と「複利」をそれぞれ計算してみます。
単利の計算
金利5%で定期預金に100万円を5年間預け入れていた場合(1年毎に自動継続)
100万円×(1+0.05×5年間)=125万円
5年間で25万円増えています。(課税分は考慮していません)
1年ごとに見てみると、、、
1年後:100万×1.05×1年=105万円
1年で5万円増えているのが分かりますが、2年後も100万円のみで運用されるので
2年後:100万×1.05×1年=105万円
となります。
つまり、金利で発生した利息は含まずに元本のみで繰り返し運用されるのが単利になります。
これが条件通り5年経過したら、20万円増えているという計算になります。
複利の計算
金利5%で定期預金に100万円を5年間預け入れていた場合(1年毎に自動継続)
100万円×(1+0.05)^5年間=約127万円となります。
単利と同じ5年間にも関わらず、2万円多く増えています。
これが複利の力です。
1年毎の推移を見てみます。(小数点以下切り捨て)
100万円×1.05=105万円
105万円×1.05=110万円
110万円×1.05=115万円
115万円×1.05=121万円
121万円×1.05=127万円
5年で27万円増えています。
単利との違いは、金利で増えた分をそのまま再度運用に回しているという点です。
単利で定期預金に預けた場合は、1年毎に発生した利息は期日を迎えると普通預金口座に振替されます。
複利の場合は、金利で増えた利息をそのまま再度一緒に定期預金として預けられます。
そうすることで、元手を増やし金利の恩恵をより大きく受けることが出来ます。
なので、数年後受け取れる金額に差が出てくるのです。
金利によってお金は増えるのか?
金利によってお金を大きく増やすことが出来るかというと、結論からいいますと現状の預金金利でお金を大きく増やすことは難しいです。
前の章で増え方が分かりやすいように金利5%という条件を設定していましたが、現状ではありえない金利です。。。
現在日銀によるマイナス金利の影響よって、ただでさえ低かった金利が更に大きく下落しています。
現在の金利は0.01%くらいが一般的です。計算してみると、、、
100万円×0.0001=100円
利息:100円
100万円を一年間預けていても、100円しか増えません。
よく金利アップキャンペーンをやっていますが、それでも良くて1%位しか上乗せされません。
しかも期間限定なので半年や1年で元の0.01%に元通りといったキャンペーンがほとんどです。
こういった理由から、現状では定期預金などの預金金利でお金を増やすことは難しいです。。。
預金金利が低いことがもたらすデメリットについても解説していますので気になる方はこちらもどうぞ。
申し訳ございません。現在リライト中です。
お金を増やしたいなら資産運用を行う!
現状の金利でお金を増やすことが難しいということはこれまでの説明で理解できたかと思います。
では、どうやってお金を増やせばいいのかというと資産運用を行うのがお勧めです。
現在の世の中は「貯蓄から投資へ」といった考え方に移行していっています。
でも資産運用って胡散臭い。。。
と思っている方も多いとは思いますが、今後は資産運用を行う重要性がより増してきています。
何故かというと、、、
- インフレの影響でお金の価値が目減りしてしまう
- 少子高齢化による社会保障費の負担増
- 将来の年金問題
- 退職金無の企業が増えている
他にも書き出せばいろいろとありますが、主にこういった理由から今後資産運用を行うことが大切になってきます。
目先のお金を増やすことが目的ではなく、将来のためにお金を増やす資産運用の重要性がより一層増してきています。
資産運用を行わないことのリスクについて解説している記事もありますので、気になる方は是非。
まとめ
今回は預金金利の仕組みについて説明しました。
特に「単利」、「複利」の仕組みはお金の増え方を知る上でかなり重要なポイントになりますのでこれを機に覚えておきましょう。
金利とは利子・利息を計算するためのレート
■意味合いは一緒で、状況によって使い分けられる。
利子:借りた際に支払うもので、ローンの利子を支払うなど
利息:貸した際に受け取るもので、預金の利息を受け取るなど
■金利の種類
単利:発生した利息を元金に含まず、元金のみで運用される
(金利の恩恵を上手く活用できない)
複利:発生した利息を元本に加え、再度運用される
(金利の恩恵を上手く活用できる)
本日の記事は以上になります。
この記事が貴方の金融リテラシー向上に役立てたなら幸いです。