こういったローン金利の仕組みが分からない人に向けて、本日は分かりやすく解説していきたいと思います。
ローン金利の仕組みを理解しないで、借入を行うと痛い目にあうので是非これを機にローン金利の仕組みを理解してください。
まずは金利の仕組みから解説していきます。
金利とは?
金利とは、利子・利息を計算するためのレートのことをいいます。
銀行などの企業は、無料でお金を貸し出すなどのサービスは行っていません。
お金を貸す代わりに金利を設定することで貸している人から利子を受け取っているのです。
例えば100万円の借入を行って、年間の金利が2%だったとすると
100万円×2%×1年=2万円
利子:2万円
100万円を返済せずに、借りたままにしていると年間で2万円の利子が発生します。
(実際には月毎に返済を行っていくのが一般的ですが、今回は分かりやすく解説するために据え置いています。)
ここで補足ですが、利子と利息の使い分け方も解説しておきます。
利子と利息の意味合いは一緒なのですが、状況によって使い分けられています。
上記図を見てもらうと分かりやすいのですが、元金の部分に上乗せされている部分が利子と利息になります。
では、この利子と利息ですがどのように使い分けられているかというと、、、
利子:借りた際に支払うもので、ローンの利子を支払う等
利息:貸している際に受け取るのもので、預金の利息を受け取る等
このように使い分けられています。
この利子を計算するためのレートを金利と呼んでいるのです。
この金利がいくらに設定されているかで、貴方の借入の返済額に大きな違いが出てくるので、金利はしっかりチェックするようにしましょう!
そして、ローンの金利は複利で計算されます。
このように思った方へ分かりやすいように解説します。
金利には複利と単利2種類ある
金利には2つの種類があります。
それが、複利と単利になります。
複利とは、雪だるま式にどんどん元本に利子がくっついてくイメージを持ってもらうと分かりやすかもしれません。
下の図が複利で増えていくイメージです。
元金に発生した利子がプラスされて、1年ごとに元金部分が増加しているのがわかると思います。
※増え方が分かりやすくなるように返済分を考慮していません。
■複利
このようにローン金利は複利となるので返済期間が長くなればなるほど、返済額の負担が大きくなります。
単利についても、簡単に説明しておきます。
この単利は主に預金金利で利用されるのですが、元金に利息は含まないで継続されるので年ごとの利息も一定になります。(金利の変化がない場合)
■単利
預金金利の仕組みについても分かりやすく解説していますので、気になる方はどうぞ
金利の仕組みついて理解したところで、次はどういったローンがあるのかを確認していきましょう。
ローンの種類によって金利の割合が全く違ってくるので、どういったローンがあるのかもしっかり確認しておきましょう。
ローンの種類
では、実際にどういったローンがあるのか紹介していきます。
全てを紹介するのはむずかしいので、よく利用されるローンを簡単に解説していきます。
まず代表的なローンはどんなものかというと、、、
- 住宅ローン
- マイカーローン
- カードローン
- フリーローン
メジャーなローンだと主にこの4つになるかと思います。
住宅ローン
人生で一番高い買い物が家だということは良く耳にすると思います。
その住宅購入時に欠かせないのが住宅ローンです。
一括で住宅購入出来る人は別ですが、、、
ほとんどの人が住宅購入の際に必ずと言っていいほど住宅ローンを組むと思います。
この住宅ローンですが、現在の変動金利だと1%を切る金融機関がほとんどだと思います。
住宅ローンは長期間にわたって借り入れを行うので、金利は少しでも低い方がいいです。
少しでも安い金利を探してくれるサービスを紹介している記事や住宅ローンの返済方法を解説した記事もありますので、よかったらどうぞ。
マイカーローン
マイカーローンは主に車を購入する際に利用されるローンです。
中には車検の時に活用する人もいます。
マイカーローンは各金融機関で取り扱っているものを利用しましょう。
各種ディーラーで取り扱っているものは、金利が高いところがほとんどです。
特に中古車販売を行っているところでは、金利9%とかもありますので借入を行う際は、ディーラーに進められるがままに入らずに、一旦しっかりと検討を行いましょう。
マイカーローンと住宅ローンの併用を考えている人向けに書いた記事もありますので、気になる方はどうぞ。
カードローン
カードローンは利用している人も多いのではないでしょうか?
これに関しては、利用する際は注意してください。
気軽に借りることが出来るので、借りてみたら上手く返済が出来ず、返済の為にさらに別の金融機関から借入を行う人が増えてきています。
中には自己破産してしまう人もいるので、カードローンは便利ではありますが、使い方を間違えると大変なことになります。
そういった事情から、金融庁からも近年の金融機関の行き過ぎた推進に指導が入っています。
金利も高めで現在だと11%ぐらいが一般的です。(あくまでも目安でもっと安いところもあります。)
この高い金利のせいで、返済に苦戦する人もいるのでよく考えてから借入を行いましょう。
フリーローン
フリーローンは資金使途が自由なローンになります。
借入も住宅ローンやマイカーローンよりも借りやすいですが、こちらも現在だと7%くらいが一般的です。
キャンペーンで金利引き下げを行っている場合もありますので、借入を検討している人は各金融機関の情報をチェックしてみましょう。
まとめ
本日は、ローンの金利について分かりやすく解説しました。
ローン金利とは、うまく付き合っていく必要があるので借入を行う前にしっかりとチェックしておきましょう。
今回記事が貴方の金融リテラシー向上に役立てなら幸いです。