本日は今をときめく前澤友作社長が率いるZOZO(旧スタートトゥデイ)のビジネスモデルについて分かりやすく解説していきます。
前澤社長は現在月に行く権利をゲットしたり、剛力彩芽と付き合っていたりと話題が尽きません。
今回は、ZOZOってどんな事業をおこなっているの?という疑問に対して分かりやすく解説していきたいと思います。
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ZOZO(旧スタートトゥデイ)は5つの事業で成り立っている!
ZOZO(旧スタートトゥデイ)は2018年10月にスタートトゥデイからZOZOへと商号を変更しました!
そのZOZOですが、ほとんどの方はZOZOTOWNのみで事業を営んでいると思っているかもしれませんが、それは違います。
ZOZOの事業は5つの事業で成り立っています。
その5つの事業内容が下記になります。
・ZOZOTOWN事業
・BtoB事業
・WEAR事業
・広告事業
・プライベートブランド事業
この5つの事業について簡単に解説していきます。
1-1.ZOZOTOWN事業
皆さんが良く利用しているZOZOTOWNの事業です。
これまでZOZOTOWNは、アパレルショップECサイトでは見たことのない革新的なアイディアを次々と世の中に生み出してきました。
そのZOZOの根幹ビジネスでもあるZOZOTOWN事業は受託ショップ、買取ショップ、ZOZOUSEDの3つの事業で主に形成されています。
最初は、このZOZOTOWN事業の内容に関して、説明していきます。
受託ショップ
ZOZOTOWNは、2018年3月末現在で1,105店(ZOZOプライベートブランドショップを除く)のショップを展開しています。
膨大な数のショップが展開されてるなら、自社の在庫も膨大な数になっていると思うかもしれませんが、ZOZOTOWNは在庫リスクを一切負担していません。
お店が沢山展開されているのに、在庫を持っていないってどういうこと?と疑問に思ったかもしれません。
ZOZOTOWNは在庫リスクを負担しない受託販売方式を採用しているので、在庫リスクを一切負担していないのです。
これがZOZOのビジネスモデルの根幹といっても良いです。
この受託販売方式を取り入れた受託ショップとは、ZOZOTOWN内に出店する各ブランドの商品をZOZOの物流拠点で受託在庫として預かり、受託販売を行う事業形態となっています。
ZOZOTOWNで決済された商品代金のうち、各ショップからZOZOに対して支払われる受託販売手数料相当額が売上高となります。
売上高=各ショップの商品取扱高×受託手数料率
買取ショップ
買取ショップは、複数のブランドから商品を仕入れ、ZOZO自ら在庫を持ちながらZOZOTOWN内にてZOZO運営ショップで販売するという事業形態です。
2018年3月末現在、6店のショップを展開しています。
ZOZOTOWNで決済された商品代金が売上高となります。
売上高=各ショップの商品取扱高
ZOZOUSED
ZOZOTOWN内で古着の買取・販売を行っています!
ZOZOUSEDで決済された商品代金が売上高となります。
売上高=ZOZOUSEDの商品取扱高
追記:マーケットプレイス型事業
また、2018年3月期第4四半期からマーケットプレイス型の事業も開始しています。
ZOZOUSEDで決済された商品代金のうち、各ショップからZOZOに対して支払われる受託販売手数料相当額が売上高となります。
売上高=各ショップの商品取扱高×受託手数料率
1-2.BtoB事業
BtoB事業は、ZOZOと各ブランドが法人間で行っている事業です。
各ブランドECサイト運営のための、各種フルフィルメント関連業務をZOZOが受託する事業です。(フルフィルメントとは、ECサイトで商品が注文され、顧客まで届く過程の業務をいいます。(ピッキングや梱包作業など))
各ブランドECサイトで決済された商品代金に対して、各ブランドからZOZOに対して支払われる所定の手数料率相当額が売上高となります。
売上高=各メーカーの商品取扱高×受託手数料率
1-3.WEAR事業
WEARは一般の人などが自身の着こなし方をアプリを使って、気軽にアップ出来るものになっており、若者から人気の日本最大級のファッションコーディネートアプリです。
「ユーザーにとって欲しい洋服が見つかるファッションメディア」をコンセプトとして掲げています。
WEARは、ZOZOTOWNのユーザー増加などグループ売上増加に大いに役立っています。
アプリダウンロード数は既に1,000万ダウンロードを突破しており、超人気アプリとなっていますので、気になる方は是非ダウンロードを行ってみてください。
1-4.広告事業
これはZOZOTOWN、WEAR内に広告掲載をクライアント側が行うことで、ZOZO側へ広告収入が発生します!
ほとんどの方が、各ブランドの広告がサイト上にあるのを見たことがあると思います。
その広告出稿代金が売上高になります。
売上高=広告収入
1-5.プライベートブランド事業
ユーザー一人ひとりの体型に合わせたZOZOの自社企画アパレル商品(製造元はOEM先外部提携工場)を販売する事業形態です。
有名なのが、自分の体型を測ってくれる「ZOZOSUIT(ゾゾスーツ)」。
このZOZOSUIT(ゾゾスーツ)はZOZOTOWNから無料配布されており、ユーザーの体型に最適なサイズが簡単に分かります。
これにより、ネットで服を購入する際のサイズ違いが発生しにくくなり、尚且つ、膨大な顧客の体型データを入手することが出来ます。
このPB事業では商品あたり数千パターンのサイズ幅が展開をしており、需要が見込まれるサイズについては、あらかじめ在庫を仕入れることで、素早い発送が可能となっています。
また、在庫として仕入れていたサイズでは無かった場合でも、2週間以内の短納期での商品共有体制を構築しています。
日本国内ではZOZOTOWN内のプライベートブランドショップ、海外では専用販売サイトにおいて(いずれも当社又は当社販売子会社が運営)決済された商品代金が、売上高となります。
売上高=プライベートブランドZOZOの商品取扱高
ZOZO(旧スタートトゥデイ)は受託販売にて約7割の売上を上げている!
2-1.ZOZOの売上メインは受託販売
ZOZOTOWNの事業内容についてざっくりと理解出来たら、次はどういった手法がメインで売り上げをあげているのかを見ていきます。
結論からいうと、ZOZOの主な利益の源は受託ショップ事業で得る収入が、連結決算で7割以上を占めています。
先にも説明しましたが、ZOZOTOWNは在庫を持たないことで、在庫リスクを抱えない商法の受託販売方式を採用しています。
受託販売とは、ZOZOTOWN内に各ブランドが店舗を構え、商品をZOZOへ預けます。
その商品がZOZOTOWN内で売れた場合、各ブランド側が手数料をZOZOTOWNへ払うという販売スタイルです。
自己物流倉庫にアパレルメーカーの商品を蓄えているのですが、この所有権はアパレルメーカーが持っています。
なので、ZOZOは在庫リスクを抱えることなく商品を販売することが出来ています。
この受託販売がZOZOの売上のメインとなっています。
受託販売の売上高は以下の公式で算出できます。
売上高=各ショップの商品取扱高×受託手数料率
この手法をすべてのECサイトが行えるかといったらそうではありません。
これはZOZOTOWNが売れるECサイトだから成せる商法です。
名もないECサイトに商品を預けていたとしても売れるわけがないので、、
これもZOZOTOWNのネームバリュー、実績があってこそ行えるので一概に真似できるものではありません。
ZOZO(旧スタートトゥデイ)まとめ
本日は、ZOZO(旧スタートトゥデイ)について簡単にではありますが、解説しました。
現在話題の前澤社長が率いるZOZOですが、今後もどんどん急成長していくことは間違いないでしょう。(2018年11月現在では株価がだいぶ下がってきてしまっていますが、、)
日本だけでなく、海外へのビジネスにも本腰を入れ始めているので、今後の更なる成長を期待し、日本を代表する企業へと成長していって頂きたいです。
本日は以上になります。